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祭りの組織 | |||||||||||||
野沢温泉の道祖神祭りは、地区を代表する野沢組(惣代)が総元締めとなり、経験者から選ばれた山棟梁と社殿棟梁などの役員の指揮のもと「三夜講」と呼ばれる厄年の男たちを中心に祭りが執行される。 「三夜講」は、男の厄年を迎える数えで42歳・41歳・40歳の3つの年代の者で編成され、これに、その年の25歳の男の厄年にあたる者を加え、この仲間で行事を行う。このうち、42歳にあたる者が幹事役を務める。 祭りの準備を含め、一週間以上も自分の仕事を犠牲にして祭りに携わるのは、野沢の男となるという気持ちが宿命的なものとして受け止められているからである。この厄年行事を務めることにより、初めて村の大人の仲間入りができ、一人前として認められるとされている。 |
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